楽譜に書かれているコードは、通常アルファベットと数字、記号の組み合わせで表記され、演奏者がどの和音を演奏すべきかを示します。コードはメロディの上に書かれており、ギターやピアノなどの和音を演奏する楽器で主に使われます。以下に、楽譜に書かれているコードの基本的な読み方と一般的なコードの例を紹介します。
コードの基本表記
- メジャーコード: アルファベット1文字で表されます。
- 例: C, D, E, F, G, A, B
- 例: C(Cメジャー)
- マイナーコード: アルファベットの後に「m」を付けます。
- 例: Cm, Dm, Em, Fm, Gm, Am, Bm
- 例: Cm(Cマイナー)
- セブンスコード: アルファベットの後に「7」を付けます。
- 例: C7, D7, E7, F7, G7, A7, B7
- 例: C7(Cセブンス)
- マイナーセブンスコード: アルファベットの後に「m7」を付けます。
- 例: Cm7, Dm7, Em7, Fm7, Gm7, Am7, Bm7
- 例: Cm7(Cマイナーセブンス)
- メジャーセブンスコード: アルファベットの後に「maj7」または「M7」を付けます。
- 例: Cmaj7, Dmaj7, Emaj7, Fmaj7, Gmaj7, Amaj7, Bmaj7
- 例: Cmaj7(Cメジャーセブンス)
- ディミニッシュコード: アルファベットの後に「dim」を付けます。
- 例: Cdim, Ddim, Edim, Fdim, Gdim, Adim, Bdim
- 例: Cdim(Cディミニッシュ)
- オーギュメントコード: アルファベットの後に「aug」を付けます。
- 例: Caug, Daug, Eaug, Faug, Gaug, Aaug, Baug
- 例: Caug(Cオーギュメント)
その他のコード
- サスフォーコード(Suspended 4th): アルファベットの後に「sus4」を付けます。
- 例: Csus4, Dsus4, Esus4, Fsus4, Gsus4, Asus4, Bsus4
- 例: Csus4(Cサスフォー)
- サスツーコード(Suspended 2nd): アルファベットの後に「sus2」を付けます。
- 例: Csus2, Dsus2, Esus2, Fsus2, Gsus2, Asus2, Bsus2
- 例: Csus2(Cサスツー)
- アドナインスコード(Add 9): アルファベットの後に「add9」を付けます。
- 例: Cadd9, Dadd9, Eadd9, Fadd9, Gadd9, Aadd9, Badd9
- 例: Cadd9(Cアドナインス)
- シックスコード(6th): アルファベットの後に「6」を付けます。
- 例: C6, D6, E6, F6, G6, A6, B6
- 例: C6(Cシックス)
コードの読み方
楽譜に書かれたコードは、そのまま読み取ることで演奏すべき和音がわかります。以下にいくつかの具体例を示します。
- C: Cメジャーコード(C, E, G)
- Am: Aマイナーコード(A, C, E)
- G7: Gセブンスコード(G, B, D, F)
- Dm7: Dマイナーセブンスコード(D, F, A, C)
- Fmaj7: Fメジャーセブンスコード(F, A, C, E)
- Bdim: Bディミニッシュコード(B, D, F)
- Eaug: Eオーギュメントコード(E, G#, C)
コード進行の例
コードは単体で使われるだけでなく、特定の順序で並べられて楽曲の基盤を形成します。以下にいくつかの典型的なコード進行を紹介します。
- I-IV-V進行(Cメジャーキーの場合)
- C – F – G
- ii-V-I進行(Cメジャーキーの場合)
- Dm – G – C
- I-vi-IV-V進行(Cメジャーキーの場合)
- C – Am – F – G
練習方法
- コードを弾く: ピアノやギターなどの楽器で、楽譜に書かれたコードを実際に弾いてみる。
- コード進行を練習する: 簡単な進行から始めて、スムーズにコードチェンジできるようにする。
- 耳を鍛える: コードの音を聞き分ける練習をする。
- 楽曲分析: 既存の曲を分析して、どのようなコード進行が使われているかを理解する。
まとめ
楽譜に書かれているコードは、楽曲のハーモニーを示す重要な要素です。コードの基本的な読み方や種類、進行を理解することで、演奏や作曲の際に大いに役立ちます。定期的な練習を通じて、さまざまなコードとその使い方をマスターしましょう。
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